熱中症と脱水症
暑中お見舞い申し上げます。暑い日が続いていますが、みなさま
いかがお過ごしでしょうか。毎日のように熱中症警戒アラートが
発表され、日中の日差しは例年以上に感じます。
熱中症とは「暑い、蒸し暑い環境で起こる体調不良」のことです。
症状によって重症度分類がありますが、立ちくらみやこむら返り
はあるが、意識ははっきりとして、自力で水分が飲める場合(重症
度 I度)は、涼しい場所での安静、体を冷やしつつ、経口補水液を
飲むなどの対処をします。頭痛や吐き気、脱力感、集中力の低下
(II度)、意識障害・痙攣発作(III度)は、医療機関の受診が必要です。
熱中症にならないためには、暑さを避けることは大事ですが、体
調管理も重要です。寝不足や二日酔い、疲労などがあると熱中症
になりやすいと言われています。
ところで水分補給に何を飲んでいるか聞くと、白湯や番茶と答え
ていただくことがあります。まれにビールという人もいますが。
汗をかかない季節の水分補給は白湯や番茶は正解です。しかし、
真夏は大量の汗をかくことで、水分とともに電解質(塩分など)が
失われ、口渇や尿量減少などの脱水症に陥ることがあります。
水や番茶だけ飲んでいると体液が薄まってしまい、かえってだる
さなど体調悪化につながることがあり危険です。
脱水症と感じたら、水と電解質(塩分)を速やかに補うことが大切
で、体に水分が吸収されやすいように塩分と糖分がバランスよく
配合された経口補水液がお勧めです。
オーエスワンという市販の経口補水液もありますが、ご自宅でも
簡単に作れます。水1L、砂糖40g(大さじ4と半分)と塩3g(小さ
じ半分)にお好みでレモン果汁少々です。
たくさん遊んで暑い夏を乗り切りましょう!
何を考えているのかな。ねえマリア。