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ACP(人生会議)と事前指示 その1
前々回にACP(アドバンス・ケア・プランニング、人生会議)
の概要をご紹介しました。
ところで新潟市中央区には、市民が直接手に取ることの出来る
冊子がなく保健所から「はじめよう 人生会議」と「もしも
のときのために」の2種類の冊子を取り寄せました。
ACPは「将来の意思決定能力の低下に備えて、本人と身近な人、
医療・ケアチームが本人の価値観を大切にしながら医療やケアに
関して繰り返し話し合うこと」です。話し合いのテーマは「自分
が大切にしているものは何か」「自分はどう生きたいか」など
自分の価値観や生き方、これからの過ごし方のほか、最期が近づ
いてきた時の医療や介護のことなどを含め多岐に渡ります。
一方で「事前指示」をご存じでしょうか。ご本人が自身の価値観
に基づいて決定し文書にしたものを「事前指示書」といいます。
その内容は2点、①自分に判断能力がなくなった際代わりに判断
してほしい代理人指示、②希望する医療内容の指示です。医療内容
の指示はリビングウィルと呼ばれることがあり、具体的には「蘇生
の可能性が低い場合に心臓マッサージ、気管挿管、人工呼吸器を
試みるか否かの意思表示」です。食べられなくなった場合(例えば
胃ろうなど)を想定することもあります。
その2に続く
↓明るくて元気の出るビタミンカラー、ラナンキュラス大好きです。
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