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帯状疱疹のこと その2
帯状疱疹にならないためには免疫力が下がらないように日頃から体調
管理が大切です。今回は帯状疱疹ワクチンについて。
ワクチンには2種類あり、効果や接種対象、回数、費用に違いがあり
ます。従来からある帯状疱疹ワクチンは、弱毒生水痘ワクチン(商品
名ビケン)1回接種タイプですが、有効性は約50%、5年を超えると
有効性が低下します。生ワクチンなので免疫が低下している方や免疫
調整剤で治療中の方、妊婦さんは接種できません。
2020年に認可されたワクチンは不活化ワクチン(商品名シングリッ
クス)2カ月間隔で2回接種が必要です。予防効果は90%以上、10年
近い有効性が認められており免疫が低下している方にも使用できます。
注射部位の痛みや腫れ、筋肉痛や倦怠感などの副反応が多く出ると言
われていますが欧米ではこのワクチンが広く推奨されています。価格
は20000円台/回です。
当院では従来からある弱毒生ワクチンで予防接種をしています。不活
化ワクチン(インフルエンザワクチン・肺炎球菌ワクチン)との接種
間隔の制限はありません。新型コロナワクチンとは2週間あけて接種
することが出来ます。生ワクチン(風疹ワクチンなど)は27日あけて
接種が出来ます。価格は自費診療で6800円です。
ご要望があればシングリックスの接種も検討したいと思います。
ご自身の年齢、有効性・有効期間と費用から考えてどちかのワクチン
がいいのかを判断していただきます。
寒くなってきたね。マリアは寝てばっかり💤