深呼吸のすすめ
呼吸や心臓、消化機能を司るのは通常自律神経です。意識しなくても
途切れることはありません。一方で心臓や消化機能とは異なり、呼吸
は意識することで息を長く吸ったり吐いたりすることが出来ます。
不安や緊張、怒りなどストレスを受けることが多い現代社会では多く
の人が交感神経優位となり、浅くて速い呼吸になりやすいです。息を
しっかり吸えないと脳が酸素不足となり、だるさや疲労を感じることが
多くなると言われています。
そこで、自律神経の乱れを整えるために「深呼吸」をおすすめします。
お腹を膨らませながら鼻からゆっくりと息を吸い、お腹をへこませな
がら口(又は鼻)から細く長く息を吐きます。なるべく目を閉じて。
深い腹式呼吸を意識的に行うと普段よりも胸と腹の境にある横隔膜が
上下に動き副交感神経を中心とした自律神経が活性化されます。同時
に腸のマッサージにもなり便秘改善の効果も期待されます。
腹式呼吸がうまくできないという方はお腹の動きのことは考えずにゆっ
くりと最後まで息を吐き切ることだけを意識してください。まずは1日
1分でもいいです。自分のためだけに時間を作ってみましょう。
深呼吸を続けることの効果として ①自律神経を乱れを整え緊張や不安
からの解放・リラックス効果 ②呼吸筋や腹筋などインナーマッスルを
きたえる③便秘解消、など
最近、患者様の中にはお友達とのお茶飲みが出来なくなったり、外出や
運動の機会が少なくなりストレスを発散することが難しいため、うちに
こもりがちになり元気がなくなったり、さらに不安が強くなったりする
方もいらっしゃいます。自分で出来るちょっとした運動のひとつとして
「深呼吸」はいかがでしょうか。
↓赤ちゃんの頃のマリア、1月で5才になりました。
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