フォドマップと過敏性腸症候群vol.2
前回はフォドマップの概要を説明しました。
お腹の調子が悪い時は、もしかしたら高フォドマップ食品が原因の
可能性があります。何を食べると調子が悪いのか、あなたの不調の
原因を探していきましょう。
☆低フォドマップ食の実践方法
①まずは高フォドマップ食品を日々の食事で食べないようにします。
2~4週間ご自身の体調に変化があるか感じてみてください。不調の
改善がみられるようなら、次のステップに進みます。改善しないよう
ならばフォドマップ以外が原因と思われます。
無理に制限せず、ふだんの食生活で自分が調子悪いと感じるものだけ
でもいいかもしれません。
②次は制限した食事を1品ずつ少しずつ復活させます。復活させても
症状が出なければ、その食品は問題のない食品といえます。それを
繰り返し行い、不調の原因となっている食品を探し出していきます。
③不調の原因となる食品がわかったら、その食品を避けてバランスの
いい食事を心掛けてください。栄養に偏りが出ることがないように高
フォドマップ食を完全に排除することは必要ありません。
完全に低フォドマップ食にしなくても、疑わしい食品の量を控えるだ
けで症状が軽くなることがわかっているそうです。
〇低フォドマップ食品
穀物:米、玄米、もち米、そば粉など
野菜類:人参、なす、トマト、キャベツ、キュウリ、ジャガイモ、
かぼちゃ、じゃがいも、ブロッコリーなど
乳製品:バター、マーガリン、カマンベールチーズなど
調味料ほか:オリーブオイル、酢、ココア、メープルシロップなど
果物:バナナ、いちご、ブドウ、メロン、キウイ、オレンジなど
肉・ナッツ類:ベーコン、ハム、卵、豚・牛(赤身)・鶏肉など
〇高フォドマップ食品
穀物:小麦、パン、パスタ、うどん、ラーメンなど
野菜類:大豆、アスパラガス、にんにく、玉ねぎ、ごぼう、にら、
さつまいも、セロリなど
乳製品:牛乳、生クリーム、ヨーグルト、クリームチーズなど
調味料ほか:オリゴ糖、キシリトール、ブイヨン、バルサミコ酢など
果物:リンゴ、スイカ、もも、なし、グレープフルーツ、柿など
肉・ナッツ類:魚の缶詰、ソーセージ、きな粉、あんこ、多めの
アーモンドなど
フォドマップを知らなくても、お腹の調子が悪い時、何を食べたのか
を思い出すようにしてください。ちなみにビールや日本酒は低フォド
マップ食です。そもそも飲み過ぎや食べ過ぎはお腹の不調につながり
ますのでご注意ください。
次回は過敏性腸症候群のこと
いつかのカーブドッチ、またワイナリー行きたいな。
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